ザ・ゲーム フェイス・トゥ・フェイス -The Game: Face to Face-

2人用 作者 Steffen Benndorf, Reinhard Staupe 30分〜
ルール
『ザ・ゲーム』という協力ゲームを2人専用に仕上げた。
ルールは元の、『ザ・ゲーム』と共通していてとりあえず自分のカードを全部出し切れば勝ち。
もしくは、出さなければならないのに、出せなくなったら負け。
オレンジのカードとシルバーのカードをお互いにどちらか受け取り、「1」と「60」が書かれているカードは抜き出しておく。
「1」と「60」以外のカードはそれぞれ、2~59まで1枚ずつだ。


2~59までのカードをよく混ぜて山札にしたら、そこから6枚を手札にする。

自分の番になったら、手札から最低2枚を自分の場に出さなくてはならない。
出せる場所は主に2箇所。「1」の隣か「60」の隣だ。「1」の隣に一旦カードを出したら、次はその数字より高いカードを出さなくてはならない。


逆に「60」の隣に数字を起き始めたら、次のカードは数字が低くなるように置かなければならない。

こんな形で、カードを最低2枚は出していく。出せるなら何枚出してもいいが、手札は2枚しか補充することができない。
そこで、相手の場にカードを1枚まで出すことができるというルールが重要になる。
相手の場に1枚カードを出すと、6枚になるようにカードを引くことができる。

相手の場にカードを出す場合は上の画像のように相手の数字を”助けるように”出さなくてはならない。
“助けるように”とはどういうことだろうか。
上の画像は、「20」の次に「16」を出している。例えばここで、「20」の上に「59」を出したとしたらどうだろう。相手は一気に出せるカードがなくなってしまう。このように相手に不利になるように置くことはできない。この場合は「20」より下のカードであれば出すことができる。

また、元の『ザ・ゲーム』から引き継いできた「10戻し」も健在だ。
「10戻し」とは、ちょうど10戻れるカードであれば出すことができるルール。


上の画像のように、本来49より下のカードを出さなくてはならないが、ちょど10戻れるカードこの場合であれば59なら出すことができるのだ。
雑感
元の協力ゲーム『ザ・ゲーム』より好き。これだけのアレンジでこんなに面白いということは元のゲームがかなり優秀だということだろう。
ただ一点、名前に『ゲーム』が入っているので検索する時ややこしすぎる。
テーマが悪魔の復活を阻止するものだからか、パッケージはちょっと怖い。手にとりにくいかもしれないが、ゲームとしては面白い。手札を全部出し切るより、相手もしくは自分がカードを出せなくておしまいパターンが多いので、「相手に嫌がらせをする・される」のが好きだったらオススメだ。